直感想造研究会とは

直感想造研究会では、参加者の方々がそれぞれの「現場」において、していることを明確にするということを主たる目的とします。それに際し、明確化する方法を直接的にお伝えするのではなく、私の考えやワークを通して、ご自身の力で、明確にしていただきます。そうでしか自分の道が開けることはありません。

「ご自身の力」と称したものの最たるものは、皆さんの感性です。感性というのは、改めて対象化すると特殊なものに思われがちですが、大変に日常的なものです。ですから必ず皆さんにも備わっています。感性で捉えられるものは初めのうちは曖昧です。「なんとなく」という曖昧性に、排他的な社会と成りつつありますが、この「なんとなく」を突き詰めていく道しか、具体性を追求することは出来ません。

その「具体性」はひとまず「自分自身にとって」ということで構いません。ご自身の道は、ご自身の力で具体的に進んでください。

直感想造研究会にはもう一つ重要な目的があります。皆さんの現場は、人を始めとした有機物が対象です。私たちの仕事は、他者との「関係」において成り立つのです。そのことを知らねばなりません。

「知らねば」と表現するのは、関係性があると思うことが重要なのではなく、「関係性」ということの実際を、自分として「知る」ことが現場で役立つ自分になれるか否かを決めるからです。

「人それぞれ」という言葉があります。そして、「人それぞれ」であると思っている人や言っている人は多くいるでしょう。しかしながら、「人それぞれ」を知っている人は多くはありません。それは「人それぞれ」を本当に考えたことがないからです。「関係」を知る人は、「人それぞれ」を知っています。

物事の正しさや誤りというのは、抽象的な問題です。そして、正しさや誤りを気にするというのは、自身の具体的問題からの逃避であります。そのことを自分として知る必要があります。先の「人それぞれ」で言えば、そのことを本当に考えたことがないから、正しさや誤りといった抽象的問題にすり替えてしまうのです。

金輪際、「正しい」や「誤り」といった尺度は捨ててください。代わりに、「美しさ」という見方を身につけてください。「美しい」は感性の象徴です。

自分自身のしていることに正しさを見出すのではなく、「美しさ」を見出してください。していることが明確な人、その手、その論理は大変に美しいものです。「美しい」を知らないのであれば、知る努力をしてください。それは直感想造研究会という場でなく、あなたの現場でです。直感想造研究会は、あくまで「研究」の場です。それはあなた自身の「研究テーマ」を研究する場です。実際のワークや他の参加者との交流を通して、「あなた」は「あなたの道」を具体的に進む手がかりをつかんでください。それがこの直感想造研究会を主宰する私の願いです。